転職を考えている場合、思い切って介護業界以外の異業種に転職することを考える介護職もいるでしょう。専門職である介護職から異業種に転職する場合は、新しい職種に対応できるスキルがあることを転職先に示すことがポイントです。

介護職のスキルのうち、異業種でも活かせるものとしてコミュニケーション能力と接遇スキルがあげられます。
介護職は人と接する仕事のため、利用者とコミュニケーションを取り信頼関係を築くことが何よりも大切です。また、チームで連携して介護をするため同僚間のコミュニケーションも重要視されています。さらに、利用者の満足度を上げるために、丁寧な接遇ができる介護職も多いです。
これらのスキルをアピールしつつ、異業種に転職する際のポイントも併せて実践することで、転職を成功させることができるでしょう。

具体的な職種としては、小売店や飲食業などの仕事がまずあげられます。これらの職種は、介護職と同様に人間を相手とする仕事です。介護と販売で目的は異なりますが、丁寧な対応や、笑顔でのコミュニケーションなど介護職と共通することもたくさんあります。
次に、企業の営業職も介護職のスキルを活かすことができる仕事です。営業職は、コミュニケーション能力があれば経験や資格の有無を問われることはほとんどありません。営業で必要とされる相手の話を聞きながら、相手が何を欲しているのかニーズを読み取ることは介護職が得意とするところです。人と話すことが好きな介護職にはぴったりの仕事といえるでしょう。